HISTORY of HIP-HOP ヒップホップの歴史
HIP HOP / JAZZ / LOCK /
SOUL / PUNKING / HOUSE
POP / FREESTYLE / REGGAE /
SALSA / KIDS DANCE
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ブロックパーティーで生まれた文化
HIPHOPという言葉は元来、単にダンスのスタイルではなく、 カルチャーの総称であり、ダンスはDJ・RAP(MCing)・Graffitiと 合わせた要素のひとつでした。1970年代のディスコブームにより、 音響機材や照明機材の進歩とともにDJたちのプレイも飛躍的な進化を遂げました。 彼らが活躍していた、移民の集まる貧困街、 ニューヨークのブロンクス区の空き地や倉庫などで行われる ブロックパーティーでHIPHOPという文化が生まれたと考えられています。
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新しいカルチャーとして浸透
後の1982年に映画「ワイルド・スタイル」、 1983年「フラッシュダンス」が公開されると、 世の中に新しいカルチャーとして認識され始めました。 しかし、ラップで貧困や差別、格差など社会に対する不満を 表現するものが多くなるにつれ、ラップ曲はダンスミュージックとは 距離を置いたものとなり、楽しく踊れる曲が求められ始めた流れから、 弾むようにシャッフルする16ビートで、歌とラップを融合させた ダンスミュージック、NEW JACK SWINGが誕生しました。
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アメリカのギャング文化との関係
またアメリカのギャング文化とも関係があるといわれ、 抗争で血を流さない為に銃や暴力の代わりとして ブレイクダンスやラップで優劣を競い、争ったと言われています。 また、ギャングの縄張りを主張したり、情報交換を目的として、 グラフィティが用いられていたとも言われています。
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現代のHIPHOPダンスの誕生
日本でもお馴染みのMCハマーを始めテディライリー、 ボビーブラウン、ジャム&ルイスらの登場で一般の人たちにも ダンスが注目されるようになっていきました。 こうしてNEW JACK SWINGで歌い踊るアーティストたちから 多くのステップが生み出され、ひとつのダンススタイルとして 形成されました。NEW JACK SWINGはヒップホップソウルという 呼称されていた時期があり、その音楽で踊るダンスもヒップホップと 言われるようになり、いわゆる現代のHIPHOPダンスはここから誕生しました。