こんにちは!本日はイギリス発祥のダンス、グライムについてお話したいと思います。
■ イギリス発祥のグライムとは
グライムとは、UKガラージ、2ステップなどのハウス系クラブミュージックに、ラップやレゲエの要素を加えた音楽ジャンルの総称です。2000年代にイギリスで生まれ、若者の間でとても人気となりました。
■ ヒップホップとの違いとは
グライムは、その誕生や発展の経緯からハウスミュージックの一派として解釈されてますが、ブラックミュージックの潮流に属するヒップホップと似ている点がいくつかあります。これはどちらもラップを音楽性の中核的要素としていることから、グライム成立の経緯に明るくない者が英米両国の音楽文化を比較する際、「グライム=イギリス流のヒップホップ」と解釈してしまうことが原因と言われています。
実際には、イギリス国内においてはグライムだけでなく独自の歴史を持つヒップホップのシーンも確立されており、両者を同一視する解釈は完全な誤りです。リリックの構造においても、ヒップホップとグライムの間には少なからず相違点がみられます。
■ 有名なグライムアーティスト
・Venetian Snares カナダのブレイクコア・アーティスト
・Igorrr フランスのレンヌ出身のエレクトロニック・ミュージック・アーティスト
・Bong-Ra オランダ出身でブレイクコアのパイオニアのひとりでレジェンドとも呼ばれます。
・Skepta アイルランドの最高峰の音楽賞"マーキュリー賞"を受賞しています。
■ 日本のグライムシーン
日本のグライムの起源は、本国イギリスにおける最初の最盛期である2003年頃まで遡ります。UKガラージなどのイギリスの音楽に魅了されていた大阪のMCやDJ達が、Roll Deepのミックステープである『Rules And Regulations』に出会うことにより始まりました。
そして現在ではPAKINやDouble Clapperzなど国際的に活躍するMCやプロデュサーチームなどがいます。