ストリートダンスの基本「クラブステップ」のやり方とコツ|NOAダンスアカデミーキッズ
はじめに
みなさんはダンスのステップと言われ一番初めに何を思い浮かべますか??ダンスといえば"ステップ"は欠かせず、その種類も豊富ですがその中でも
「クラブステップ」はステップの中でも特に印象的で、ダンスをやったことない方、子供から大人まで誰しも一度は真似したことのあるステップではないでしょうか。
今回はクラブステップの基本的なやり方から、コツ、応用まで学んでいきましょう。
■ クラブステップって?
クラブステップとはその名の通り、クラブ(かに)のような動きであることが由来とされています。主にHIPHOPダンスにおいて使われる基礎ステップとされ、シンプルかつ不思議でどこか中毒性のある動きから人気のあるステップの一つですね。HIPHOPダンスを専攻しているのであれば欠かせないステップです。
■ クラブステップの基本的なやり方
①姿勢をまっすぐにし、軽く内股にした状態で直立。②右足はかかとを地面につけたまま軸にし、爪先を右方向に90度ほどスライド
左足は爪先を地面につけたまま軸にし、かかとを右方向に90度ほどスライド
③ スライドさせた右爪先と左かかとを軸に中心に元の場所へ戻す。(①の状態へ)
④ 左足はかかとを地面につけたまま軸にし、爪先を左方向に90度ほどスライド
右足は爪先を地面につけたまま軸にし、かかとを左方向に90度ほどスライド
⑤ スライドさせた左爪先と右かかとを軸に中心に元の場所へ戻す。(①の状態へ)
① ~⑤の繰り返し
■ まずはゆっくり!クラブステップの練習方法
クラブステップの練習の最初のうちはかなり頭が混乱しがちで、難しいと感じるかもしれませんがこのステップ、要領を得ると実はかなり簡単でシンプルな動きなので、できないと諦めそうになった方も最初はひたすらゆっくり練習していきましょう。
足の動きに慣れてきたら、足を開くタイミングで体の重心を落とすダウンの動きも取り入れてみましょう。そうすると更にHIPHOPダンス感が増します。
ダウンを入れるにあたって上半身や腰が前後にふらつかないよう注意しましょう。
■ 上手くできない!クラブステップのコツ
なかなかうまくできない・かっこいいシルエットにならないという方は、特に重心を意識して練習してみましょう。クラブステップはかかと・爪先による重心移動が肝となります。右に踏むときは軸となる右かかとと左爪先に重心を置き両足が綺麗なVの字になるよう意識しましょう。逆に戻るときは足を八の字にするようなイメージです。
重心移動がしっかりできていないとメリハリが見えず、綺麗なステップにはなりません。
またシルエットがカッコつかないという方は手の動きも意識してみましょう。
手をぶらんと下げている状態のままステップを踏んでもカッコ良くならないので、ダウンをしたと同時に脇を開け肘を上げる動作も取り入れてみましょう。
ダンスにおけるシルエットは、手の動かし方がかなり大きく絡んでくるので自分のかっこいいと思える手と使い方を意識しましょう。
■ クラブステップの応用と種類
基本の動きに慣れてきたら、その動きを使った応用的な動きをしてみましょう。・移動してみる
基本的なやり方③の状態になったら、そのまま次は右足は爪先を軸にかかとを右にスライド・左足はかかとを軸に爪先を右にスライドさせV字を作る、その次はまた③の動きをする。その一連を繰り返すとクラブステップをしながら右に移動できます。
いよいよカニみたいになってきましたね
・回数を変えてみる
ダウンのリズムをとりながら重心を「右→左→右→右 左→右→左→左」と、「シングル シングル ダブル」のような動きをしてみましょう。振りなどでもよく使われる動きです。
・リズムを変えてみる
ダウンのリズムで動くのがクラブステップの基本ですが、続いてはアップで動いてみましょう。最初の姿勢をあらかじめ重心を落とした状態でスタートし、足を開いたと同時に重心を上に上げてみましょう。そして足を閉じると同時に重心を下げましょう。
アップのリズムに変えるだけで複雑に感じてしまうかもしれませんが、足の動き自体は全く変わりませんので慣れるまで練習してみましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?初めのうちは少し難しく頭がこんがらがってしまうという方も多いかもしれませんが、ステップは反復練習をしていくことによって少しずつ体に馴染んできます。ゆっくり自分のペースで進めていきましょう。
またクラブステップは元の動き自体はシンプルなことから、汎用性も高く様々なステップに活用できたり、振りやフリースタイルにも多く取り入れるでしょう。
是非みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。