DANCE KNOWLEDGE ダンスの知識・雑学

ダンスがもっと上手くなる!リズムトレーニングの基本と練習法まとめ |NOA DANCE ACADEMY

u2933761673_Young_people_dancing_street_dance_ - ar_43_ - v_7_2c2167e0-332a-41ea-a27e-6d66349509e8_2.png


◾️ はじめに

「自分にはリズム感がない...」「音に合わせて動くのが苦手...」
そんな悩みを抱えているダンサーや、これからダンスを始めたい方はとても多いです。リズム感というと「生まれつきの才能」と思われがちですが、実はそうではありません。リズム感は"トレーニング"によって、誰でも後からしっかり身につけることができるスキルなのです。

ノアダンスアカデミーでは、リズム感を鍛えるための練習法やコツを、初心者の方にも分かりやすく丁寧に指導しています。特別な道具や難しいステップは必要ありません。今日からすぐに始められる、シンプルだけれど効果的なトレーニングを通して、「音を感じて、自然に身体が動く」感覚をつかむことができます。

リズム感が身につくと、ダンスがもっと楽しくなり、自分の動きにも自信が持てるようになります。さあ、あなたも今日から一歩ずつ、"音を楽しむ身体"を手に入れましょう!


◾️ リズムトレーニングとは?

そもそも「リズム感」とは何でしょうか?

それは単に"テンポよく動く力"ではなく、音を感じ取り、そのリズムを身体で表現する力のことを指します。ダンスにおいてこの力はとても重要で、リズム感があるかどうかで、同じ振り付けでも"キレ"や"ノリ"、そして観る人に伝わる"魅せ方"がまったく違ってきます。

たとえば、音の取り方や間の使い方、重心の置き方ひとつで、ダンスの印象は大きく変わります。リズム感が磨かれることで、動きがより音楽的になり、振り付けの精度だけでなく、表現力そのものもぐんと高まるのです。

そして何より大切なのは、リズム感は生まれつきの才能ではないということ。耳の使い方や身体の動かし方をトレーニングすることで、誰でも確実に伸ばすことができます。リズムトレーニングとは、そのための「音と身体の感覚をつなぐ練習」。初心者でも少しずつ実感できる、成長が目に見えるトレーニングです。


◾️ よくある「リズムが苦手な人」の特徴

「頑張って踊っているのに、なんだか音と合っていない...」
「カウントは数えられるけど、ノリが出ない...」
そんな風に感じたことはありませんか?

実は、"リズムが苦手"という人の多くには、いくつか共通した特徴があります。まず一つは、音とズレて動いてしまうタイプ。音を「聞いてから動こう」としてしまうことで、ほんのわずかにタイミングが遅れてしまうケースです。

次に多いのが、カウントは正確に取れているのに"ノリ"がないタイプ。頭で「1、2、3、4」と数えてはいるものの、身体の重心や呼吸が音楽と一体になっていないため、動きが平面的に見えてしまいます。

そしてもう一つは、自信がなくて動きが小さくなるタイプ。リズムに乗れているか不安な気持ちが、身体の動きの制限につながってしまうこともあります。

けれど、これらはすべて"意識と練習"で改善できます。リズム感が身につけば、音に自然と身体が反応し、自分らしいノリや表現ができるようになります。
「自分にはリズム感がない」と感じている方ほど、トレーニングの効果を実感しやすいのです。

◾️ リズム感を鍛える基本トレーニング5選

※それぞれ短い説明+やり方のポイント付き

1. クラップ練習(拍手でビートを取る)

音楽に合わせて手拍子を打つ、最も基本的なリズムトレーニングです。
まずは好きな曲を流して、一定のテンポに合わせてクラップしてみましょう。
ポイント: ビートの「どこ」で音が鳴っているかを意識すること。体の中でテンポを感じながら、ズレないようにリズムを刻みましょう。


2. ステップを踏みながらカウントを取る(2ステップなど)

リズムを"身体で"感じる練習。左右にステップを踏みながら「ワン、ツー」と声に出してカウントを取ります。
ポイント: 体重移動をしっかり行い、上半身もリラックス。音に合わせて自然に体がスイングする感覚をつかみましょう。


3. 音ハメ練習(音のアクセントに合わせて動く)

曲の中にある"ドン""チッ""パン"などのアクセントに合わせて体を動かす練習です。
ポイント: すべての音を取ろうとせず、まずは「強いビート」に合わせて動くこと。慣れてきたら細かい音にも反応してみましょう。


4. リズムチェンジ(速→遅・強→弱など)

テンポや強弱を変えながら動く練習です。たとえば「2カウントでゆっくり → 次は倍速で4カウント」など、リズムに変化をつけてみましょう。
ポイント: スピードが変わっても"ビートの位置"はぶれないように意識。音を聴きながら、身体のリズムを自在にコントロールする感覚を養います。


5. メトロノームトレーニング(テンポを意識)

アプリやオンラインメトロノームを使って、一定のテンポに合わせて動く練習です。
ポイント: 最初はゆっくりのテンポからスタートし、慣れてきたら少しずつ速く。テンポが変わっても安定してビートを刻めるようになると、どんな曲にも対応できるようになります。

どの練習も、続けることで確実に"音を感じる力"が育っていきます。
最初は難しく感じても大丈夫。毎日の小さな積み重ねが、確実にダンスの上達につながります。

◾️ ダンスジャンル別:リズムトレーニングのコツ

ダンスと一口に言っても、ジャンルごとに"リズムの感じ方"や"ノリの作り方"には個性があります。
自分が踊りたいスタイルに合わせてリズムの取り方を意識することで、より自然でかっこいい動きが身についていきます。
ここでは、人気の3ジャンルを例に、リズムトレーニングのポイントをご紹介します。


【ヒップホップ】

ヒップホップダンスの基礎は、**「ダウン」と「アップ」**のリズムにあります。
ビートを下方向に感じて体を沈める"ダウン"と、上方向に弾む"アップ"の違いをしっかり体で感じることが大切です。
ポイント: 曲を聴きながら、まずは膝の曲げ伸ばしだけで「下で取るリズム」「上で取るリズム」を交互に練習してみましょう。
リズムの重さ・軽さを意識できるようになると、動きにグルーヴ(ノリ)が生まれます。


【K-POP】

K-POPは、曲の構成や展開を意識することがポイントです。
サビやラップ、ブリッジなど、パートによってリズムのノリが大きく変わります。
ポイント: 一曲全体の流れを理解し、「どこで溜めて、どこで弾けるか」を意識しながら動くこと。
音の強弱や歌詞のリズムに合わせて表情を変えることで、より"魅せる"K-POPダンスになります。


【ハウス】

ハウスダンスは、ステップを踏みながらリズムを刻むスタイルが特徴です。
細かいステップやフットワークの中でも、常に音の流れを感じて動き続けることが大切です。
ポイント: 足だけでなく、上半身もリズムに合わせてスイングさせるように意識。
ステップの一つひとつが音楽と一体になる感覚をつかむことで、動きに心地よい"流れ"が生まれます。


リズムトレーニングは、どんなジャンルにも共通する「音を感じる力」を育てる土台。
自分の好きなジャンルの音楽に合わせて練習することで、楽しみながら自然と上達していきます。

◾️ 続けるコツ&上達のポイント

リズムトレーニングは、すぐに完璧にできなくても大丈夫。
大切なのは「正しく意識して」「コツコツ続けること」です。
ここでは、上達を実感するための3つのポイントをご紹介します。


① 鏡よりも「音をしっかり聞く」ことに集中する

ダンス練習というと、つい鏡ばかり見てしまいがちですが、最初のうちは"見た目"より"耳"を意識することが大切です。
音のリズム・強弱・間(ま)をしっかり感じながら動くことで、身体が自然と音に反応できるようになります。
鏡を見るのは、音に乗れるようになってからでも遅くありません。


② 「難しい曲」より「一定のビート」の曲で練習する

複雑なリズムや展開のある曲よりも、テンポが一定でわかりやすい曲を選びましょう。
最初は「ドン・チッ」といったシンプルなビートの曲で、安定してリズムを刻む感覚をつかむことが大切です。
慣れてきたら、少しずつジャンルやテンポを変えて、応用力を身につけていきましょう。


③ 恥ずかしがらず、"思いきりノる"ことが大事!

リズム感を育てる一番の近道は、とにかく音を楽しむことです。
恥ずかしさを手放して、全身でリズムを感じると、動きがどんどん自然になり、表情にも自信が生まれます。
「上手く見せよう」ではなく、「音を楽しもう」という気持ちが、上達の原動力になります。


焦らず、楽しみながら、少しずつ続けていくこと。
それがリズム感を伸ばす一番の秘訣です。
今日からあなたも、音を感じて踊る"リズム上手なダンサー"を目指しましょう!

◾️ まとめ

「リズム感がないからダンスが苦手...」
そう感じている人ほど、実は大きく伸びる可能性を秘めています。
リズム感は、生まれつきの才能ではなく"後から育てられる力"。
毎日のちょっとしたトレーニングを積み重ねるだけで、確実に身体の反応が変わり、踊ることがどんどん楽しくなっていきます。

音に合わせて動く感覚がつかめてくると、振り付けの精度や表現力はもちろん、ダンス全体のレベルが一段と上がります。
そして何より大切なのは――**「音を楽しむ=ダンスを楽しむ」**という気持ち。
リズムトレーニングは、その"楽しむ力"を育てる第一歩です。

ノアダンスアカデミーでは、初心者から経験者まで、誰もが楽しくリズム感を磨けるレッスンを開講しています。
あなたも、音を感じて踊る喜びを一緒に体験してみませんか?

体験レッスン

当スクールの体験レッスンは
WEBまたはお電話にてご予約できます。もちろんご予約なしでも受講できますが、レッスンが休講や代講の場合がございますので、
ご予約されてからご来校されるのをお勧めしております。
※お一人様1回限り受講可能