■はじめに
HIPHOPダンスは、エネルギッシュで楽しいダンススタイルですが、初心者には少し難しく感じることもあるかもしれません。今回は、初心者向けにHIPHOPダンスの基本ステップや練習方法をわかりやすく解説します。練習を重ねることで、ダンスを楽しみながら上達できます!
■HIPHOPダンスの基本的な要素
・HIPHOPダンスの特徴
HIPHOPダンスは型にはまらない自由さが魅力のストリートダンスです。
決まった振付を踊るのではなく、音楽を感じて自分のスタイルを表現する。一人一人の個性を大切に出来るダンスです。
・重要なポイント
これが正解!というルールがない分、最初は少し戸惑うかもしれませんが、それがHIPHOPの面白さでもあります。振付の中にも自分流のアレンジを加えたり、自分のクセをそのまま動きに取り入れたりできるのが最大のポイントです。リズム感:ダンスにとってリズム感は土台のようなものです。音楽に合わせて足を踏み、体を揺らすことで自然とリズム感が鍛えられていきます。
難しく考えずに最初は音を感じることから始めましょう。
自由な動き:HIPHOPで正解より自分のノリを大切にします。最初は真似から入ってそこから自分らしい動きに広げていけば大丈夫です。ルールに縛られないからこそ、初心者でも楽しみながら成長できます。
■初心者におすすめの基本ステップ
1. ベーシック・ステップ(アップ・ダウン)
・ステップの説明
アップとダウンはダンスのリズム取りの一つで身体を上げたり下げたりする動作のことを言います。
ダウンはオンカウントに合わせて体を下に沈めてリズムを取ります。
アップはダウンの逆の動きです。
・練習法:
好きな音楽を流しながらオンビートの時に上のリズムを取るのがアップ、逆にオンビートの時に下にリズムを取るのがダウンです。
普段音楽を聴いているときに意識してリズムを取っていくことで気づいたら出来るようになっていたりもします。
2. クラブ(Clab Step)
・ステップの説明クラブステップとはHIPHOPの基本のステップに一つです。正面を向いたままつま先かかとを動かし横に移動することが蟹のようだということからクラブステップと言われるようになりました。
・練習法:
1.右足はつま先、左足はかかとに体重を乗せます。
2.右横に移動するようにつま先、かかと次は左横に移動するようにと交互で行うとクラブステップになります。
3. ボックス・ステップ(Box Step)
・ステップの説明
足で四角を描くようにステップを踏む動きです。ダンスの中でも応用が効くステップでこれが出来るようになると体のバランスや重心移動も自然とスムーズになります。
・練習法:
1.肩幅に足を開き、一歩目は右足を左斜め前に出します。
2.次は左足を右斜め前に出して1で出した右足とクロスします。
3.クロスしている右足を元の位置に戻して続けて左足も元に戻します。
リズムはアップで足を踏んだ時にアップになるように練習してみてください。
■基本的な体の使い方と姿勢
・姿勢の重要性
HIPHOPダンスでは動く前の構えがすごく大事です。ちょっと膝を曲げて、体の重心を下に落とすだけで動きが安定して見えます。
・体の使い方
背筋はピンと張りすぐなくて少し丸まっていても大丈夫です。肩の力を抜いて重心が足の裏の真ん中に来るようにしましょう。初心者の方こそ、姿勢の意識が踊りやすさを左右します。
■自宅でできる初心者向け練習法
1. ミラー練習
自分の動きを客観的に見るのはすごく大切です。できれば全身映る鏡が良いですが、ない場合は夜になると窓ガラスが反射して鏡代わりとしても使えます。
2. 音楽に合わせてリズムを取る
ステップをしっかりやらなくても、好きな曲に合わせて首を動かしてみたり、体を揺らしたりするだけでも立派な練習になります。楽しく続けることが1番大事です。
3. 動きの分解練習
うまくいかない動きがあるときは、腕・足・上半身など、パーツごとにゆっくり確認してみましょう。パーツごとに分解して再度その動きをする練習法は上達の近道になります。
■練習を続けるためのモチベーションアップ方法
目標を設定する
「今月はベーシック・ステップを完璧にする!」など、達成可能な目標を立てましょう。達成感がモチベーションにつながります。
楽しむことを忘れない
真面目に取り組むことも大事ですが、真面目すぎると続きません。変な動きでも間違ってても最初は楽しんで行うことが大切です。
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■よくある初心者の悩みと解決法
リズムが取れない
いきなりリズムを取るのが難しい方は手拍子で練習する方法もあります。
動きがうまくいかない
鏡の前で大きく動こうとしすぎてないか確認してみてください。小さくても滑らかに動く方がダンスぽく見えます。