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踊りやすさアップ!ジャズダンス シューズの正しい選び方|NOAダンスアカデミー ジャズダンス教室

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◼︎はじめに

みなさんこんにちは!
今回はジャズダンスを快適に踊るためのジャズダンスシューズの選び方を解説します!


◼︎ジャズダンス シューズの特徴と重要性

(1)ジャズダンスにおける足の動きと負担

oジャズダンスの特徴(ターン・キック・ジャンプなど)
特徴として、感情を全身で表現すること、バレエの要素が含まれること、体幹や筋肉など体の使い方が重要なこと等が挙げられます。その中でも特に感情表現はジャズダンスの醍醐味です。歌詞や曲のテーマに沿った振付が多いので、踊り込んでいくうちに細かい所作や表情にもそれぞれの感性が活かされます。

o適切なシューズで足への負担を軽減し、怪我予防にも役立てる。
シューズ選びは非常に重要です。シューズは踊りのパフォーマンスと快適さに大きな影響を与え、踊りのクオリティにも直結してきます。また、怪我予防にも役立ちます。


(2)他のダンスシューズとの違い

oバレエシューズやスニーカーなどとの比較
【バレエシューズ】やわらかい革や布などで作り、靴底は平になっています。
【スニーカー】底が厚めに作られており、衝撃吸収力が非常に高い特徴があります。


oジャズダンス特有の柔軟性、ソール形状の特徴
ジャズシューズの素材は天然皮革のものが多いです。革製のジャズシューズは耐久性があり、使うほど足に馴染んで踊りやすくなります。

◼︎ジャズダンス シューズの種類

(1)フルソールタイプ

oシンプルな構造で初心者にも安心。
フルソールシューズはスプリットソールシュールと異なり、シューズの底が一枚で作られています。それによって安定性があり、足全体をサポートしてくれるため初心者にも安全です。

o 踵からつま先まで一体型のソール。
足全体を包み込む設計となっており、足の裏全体を保護します。これにより、特にジャンプやターンなどの激しい動きによる足裏の衝撃を緩和し、怪我のリスクを減らすことができます。


(2)スプリットソールタイプ

o足裏の土踏まず部分に切れ込みがあり、動きやすい。
足の柔軟性と動きをサポートするために、シューズの底が前後に分かれています。それにより、ターンやジャンプなどの動きにおいて、足の自由な動きをサポートしてくれます。

o足のアーチが使いやすく、上級者や本格的に踊りたい人向け。
足のアーチを強調し、ポインティングやフレクシングがしやすくなります。


(3)スリッポンタイプとレースアップタイプ

oスリッポン
履きやすく、足にフィットしやすいです。

oレースアップ
紐で調整が可能になっており、しっかりホールドしてくれます。

◼︎自分に合ったジャズダンス シューズの選び方

(1)サイズとフィット感

•シューズはジャストサイズが基本
ジャズダンスシューズは、普段の靴よりも少し小さめを選び、足にしっかりフィットし、踊っている間にズレないようにしましょう。


•つま先部分の当たりやかかとのホールド感を確認
特に、つま先部分とかかとのホールド感を確認しましょう。装着感としては、シューズの前部と後部が独立して動くので、足全体に均等な圧力がかかるようにします。


(2)素材とソールの柔軟性

•レザーやキャンバスなど、主に用いられる素材の特徴
【レザー】耐久性:◎ フィット感:○ 柔軟性:○ 通気性:△
【キャンバス】耐久性:○ フィット感:○ 柔軟性:◎ 通気性:○


•ソールの厚みや屈曲性がターンやジャンプに与える影響
スプリットソール仕様のため、ステップやターンがしやすいのが特徴です。アウトソールは広めに設計しており、優れた安定感を発揮。滑り止めも搭載しているので、スムーズな動きをサポートします。


(3)通気性と快適性

•長時間のリハーサルで蒸れにくい素材を選ぶ
長時間のリハーサル等でも快適に履けるよう、通気性の良いシューズを選びましょう。


•インソールのクッション性で疲労を軽減
インソールのクッション性を履くことで、疲労軽減し快適に履くことができます。


(4)ブランドや価格帯の目安

有名ブランドの例として、chacott、Capezio、atarima、ZUM、Blochがあります。

エントリークラスが5000円前後、高額なものだと10000円前後の金額感となってきます。最初は高額なものを購入することに抵抗があるものですが、耐久性や機能性は上位クラスのものが優れている場合が多く、長期的に履き続けることを考えると、上位クラスの靴を用意するのも良いでしょう。


◼︎ジャズダンス シューズ購入時のチェックポイント

(1)試着は必須!

試し履きで念入りに足の感触を確かめることが大切です。オンライン購入の場合も、返品交換ポリシーを確認しておきましょう。実物を店舗でみてオンライン購入することも一つの手です。


(2)軽さと柔軟性のバランス

あまりに軽すぎるとサポート力が不足する場合も。
ただ軽いだけで選ぶのではなく、足にしっかりフィットし、踊っている間にズレないようにしましょう。


(3)滑り止めやターンのしやすさ

滑りにくい素材と回転性の両立が必要です。
ゴム底だと、革底に比べて滑りにくいので、滑りやすい床でも身体をしめて立つことができます。


(4)デザインも大切!

レッスン時のモチベーションアップや、チームで合わせる場合など。
色に関しては、通常は黒やベージュが一般的ですが、個人のスタイルや衣装に合わせて決めていくのも良いでしょう。
自分の好みやスタイルに合ったデザインを選びましょう。
お気に入りのデザインは練習や本番を迎える上で、モチベーションを高めることにもつながります。
練習用と本番用でシューズを分けるのも良いです。


◼︎おすすめジャズダンス シューズブランド・モデル

(1)Blochのスプリットソールモデル

柔軟性があり、耐久性の高さで人気です。
https://www.marty.co.jp/SHOP/181-BL-BSL3.html?srsltid=AfmBOopewpiYKF1A_azJ1alA0UJGIo2NWP7GBuRzAeQtnkjnfzldyQq0


(2)Capezioのスリッポンタイプ

フィット感があり、デザインが豊富です。
https://basement-webshop.com/SHOP/28-01210CAR.html?srsltid=AfmBOorhbjHLeMalc8_1ibXjnOHG4NGK6bld9uytU01yu3OzP369YG8p


(3)Chacottのジャズシューズ

国内ブランドで比較的入手しやすいです。
https://shop.chacott.co.jp/fitness/020010.php

◼︎シューズのメンテナンスと保管方法

(1)日常のお手入れ

ジャズシューズを長く美しい状態で保つためには、日々の丁寧なお手入れが不可欠です。まず、使用後は必ずシューズに付着した汗やほこり、汚れを柔らかいクロスや専用のクリーニングペーパーでしっかり拭き取ります。特にレザー素材の場合、汚れが長時間残るとシミやカビの原因となり、素材の劣化を早めることがあります。拭き取り後は、直射日光を避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが理想的です。急激な乾燥を防ぐために、温度や湿度にも注意しながら、シューズ内部に湿気がこもらないように心掛けましょう。


(2)定期的なクリーニング

日常のお手入れに加え、定期的なプロフェッショナルクリーニングも重要です。まずは、専用のレザークリーナーやケアクリームを使い、表面の古いワックスや汚れを落とし、レザーに栄養を与えることで、柔軟性や光沢を取り戻すことができます。さらに、防水スプレーを併用することで、水分や油汚れからシューズを保護し、急な雨や湿度の高い環境でも安心して使用できるようになります。これらのケア用品は、必ず目立たない部分でテストを行ってから全体に使用し、自分のシューズに適した製品を選ぶことが大切です。信頼できるブランドのケアグッズを選ぶことで、シューズ本来の質感やデザインを損なわずに、長期間にわたり快適な履き心地を維持できます。


(3)寿命の見極め

長年使用していると、どんなに丁寧に手入れをしていても、シューズの各部位には少しずつ劣化が現れます。特に、ソール部分の摩耗や割れ、またはフィット感の変化は、シューズの寿命が近づいているサインです。ソールの摩耗は、滑り止め効果やクッション性の低下につながり、パフォーマンスにも大きな影響を与えます。また、足にしっかりフィットしなくなると、踵や足裏への負担が増加し、怪我のリスクも高まります。定期的にシューズを試着し、購入時と比べた履き心地の違いをチェックすることが重要です。もし、明らかな劣化や違和感を感じた場合は、新しいシューズへの買い替えを検討することで、安全かつ快適なパフォーマンスを維持できます。さらに、シューズの使用頻度や保管状況に合わせたメンテナンス計画を立てることで、寿命を延ばす工夫も忘れずに行いましょう。


◼︎最後に

ジャズシューズには素材や靴底のタイプ等によって様々な特徴があります。使用するシューズによって差が生まれてくることがあるので、自分に合ったジャズシューズを選ぶことは上達への第一歩です。また、自分のモチベーションを上げるためにもお気に入りのデザインを見つけることも大切です!

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