ダンスをする上で筋肉は必要不可欠です。ですが、ボディビルダーのような筋肉は必要とされていません。実際に表面に見えるほどの筋肉は無いけど、ダンスにキレがあるダンサーはたくさんいます。
1、ダンスに筋肉は必要なのか?
ダンスに筋肉は必要ですが、世で言うムキムキというほどの筋肉量は必要ありません。ダンスに必要な筋肉のみを鍛えれば問題ないです。筋肉があると、ストップがきれいに見えたり、瞬発力が付き動きにキレが出てきます。
それでは実際にどの筋肉が必要なのでしょうか?それについては次項目でご紹介していきます。
2、体幹ってなに?
元々体幹とはその文字が示す通り、体の幹ということです。体の幹ですから、いわば胴体の部分を指します。つまり体幹を鍛えようということは、胴体を鍛えようということです。例えば上腕を鍛えて強靭で逞しい腕を作ったとしても、胴体部分がグラグラとしていてはまったく使い物になりません。脚にしても同様です。手、足、頭など胴体から繋がっている部分を機能的に活かすためにはこの胴体部分が重要であるということから、体幹が注目されはじめました。
この場合の体幹とは胴体部分のことですから、具体的には胸、背中、腰回り、腹筋、お尻はすべて体幹の構成要素ということになります。
また体幹には2つの意味があります。広い方の意味では胴体のことを、狭い方では胴体の深層部の4つの筋肉、つまり横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)を指します。この4つの筋肉を総称してインナーユニットともいいます
3、ダンサーが鍛えなきゃいけない筋肉って?
上記でご紹介したとおり、ダンサーが鍛えるべき筋肉とはインナーの筋肉です。ダンスのジャンルにPOPというものがありますが、これは筋肉をはじくジャンルです。ですが、こちらも人が生活をする上で必要最低限の筋肉があれば何の問題も無く踊れます。ダンスは筋肉量ではなく、筋肉を上手くどう使うかの方が重要となります。具体的な例を挙げると、【エルボープランク】や【サイドプランク】こちらは体感トレーニングというと誰もがイメージするものではないでしょうか?始めは無理なく1分×30秒のインターバル形式、慣れてくるにつれて好きな曲まるまる1曲など使ってトレーニングするのもオススメです。
また【レッグレイズ】や【ヒップリフト】なども効果的で、好きな曲のカウントに合わせて挑戦してみましょう。始めは早すぎない曲で、無理なく始めるのがおすすめです☆
4、間違った筋トレは逆効果!
筋トレはただやればいいというものではなく、正しいフォームで10回をギリギリこなせるかこなせないかのラインで調整しながら行うのがコツです。回数を重ねるだけではどんどんフォームが崩れ効果が薄れてしまいます。筋肉を100%稼動させるには2~3セット行うのが目安です。1セット10回を3セット行いましょう。筋トレを行う前に有酸素運動を行ってしまうと、糖と脂肪が使われてしまいます。そこで筋トレを行うと筋肉からエネルギーを捻出するので筋肉が縮小してしまいます。有酸素運動を織り交ぜる為には、筋トレの後に有酸素運動を行いましょう。
またダンサーは肩周りなどの筋肉を鍛えすぎてしまうと手が上がらなくなってしまい、ダンスに支障が出てしまいます。
おわりに
ダンスをする上で、ただ筋肉があればいい、腹筋が割れていればいい、というわけではありません。ダンサーに必要な筋肉を理解し、きちんと鍛えることでダンスにキレが生まれます。これを機に是非、体幹トレーニングを重視してみて下さい☆