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タット(タッティング)ってなに??|NOAダンスアカデミー

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みなさんはタットダンスというものを知っていますか?腕や肘、手首などを巧みに操り、リズムに合わせてさまざまなパターンを繰り出すタットというテクニックは、初心者でも基本をマスターすれば簡単に自分なりの形にすることができます。
腕や手などを使って繊細な動きを体で表現するタットを、振り付けに取り入れればメリハリのあるダンスに仕上がり、あなたのダンスを見ごたえあるものとしてくれます。そんなタットについて今回はご紹介していきます。


■ タッティング(タット)ダンスとは?

タット(tut)とはもともとツタンカーメン(Tutankhamen)を短くした言い方で、タットダンスは古代エジプトの象形文字を模倣した動きを元にしたダンスでした。元々はポッピンというジャンルのいちスタイルで、手首や指先、肘などを使って細かな動きをパズルのように組み合わせていきながら踊るダンスのスタイルです。


☆タットのやり方

タットは「動かすところ」と「止めておくところ」を明確に分けておけばどう組み立てても良い、自由度の高いテクニックです。なので型にはまった動きはないように感じますが、腕や肘、手をスライド、キープ、ウェーブ、ロールの4つのように動かすのが基本となります。
まずはこれらの単純な動きを練習しましょう。基礎的な動きがきっちりできれば、初心者でも簡単にタットを形にすることができます。


・スライド
腕や手で直線を作り、地面や壁に対して平行になってるかを意識しながらまっすぐ動かしてスライドさせます。腕が曲がったり、ブレたりしないようにするのがポイントです。


・キープ
キープは腕や手をぴたりと止めて全く動かさないことです。この停止がきっちりできていないと、だらだらしたタットになってメリハリを感じられなくなります。次のムーブにも影響してくる重要な動きとなるので、簡単そうに見えますが軽視してはいけません。


・ウェーブ
体に波を起こすように動かすウェーブですが、タットでも使われることが多いテクニックです。腕や手を波のようにウェーブさせられると、タットのバリエーションを広げることができます。滑らかな動きをイメージしましょう。


・ロール
タットは腕や手をロールさせて型を作っていくこともたくさんあります。ただ回すのではなく、パターン化した動きを左下から右下、右下から右上、右上から左上、左上から左下にまた戻すといったように、円に沿って動かしていくようなものがよく見られます。


【タットダンス参考動画】

・アニソンでタットダンスを踊るダンサー「ネス」



■ フィンガータットとは

フィンガータットは2008年ごろから米国を中心に広まった指で四角形を連続的に表現したり、ウェーブを表現したダンスのことで、日本ではDIGITZ (ディジッツ)と呼ばれる指を使ってフローを表現するダンスとの総称としてフィンガーダンスと呼ばれたり、指ダンスとも言われています。
海外ではテイラー・スイフトのPVで使われたり、日本だとPerfumeが振り付けに取り入れるなどが起因となり、大きく広まりました。 近年ではEXILEのNAOTOがダンスに取り入れることで話題になっています。


【フィンガータットを取り入れたMV】

・テイラースイフト


・Perfume


【フィンガーダンサーKEN-DIGIT】


■ 座ってでもできる!簡単な振付を踊ってみよう

タットは、手や首を使うだけなので椅子に座りながらでもできる技です。お風呂に使ってる時間や、トイレで座ってる時間などを有効活用していろんなところで練習してみましょう。


おわりに

みなさん、タットダンスについて興味を持っていただけたでしょうか。
自身が習得した技やスタンダードな動きを自分で好きなように組み合わせ、他の人とは一味違ったタットダンスを披露して周りを驚かせてみましょう!普段のダンスにタットを加えてみるのもいいかもしれませんね!

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