DANCE KNOWLEDGE ダンスの知識・雑学

バックダンサーになるには??

バックダンサーとは、ある意味ダンスを知る1番のきっかけなのではないでしょうか?
アーティストやCM、ショーやレビューなどで、主役となるダンサーや歌手をもり立てるために、舞台の後方で踊る人の事を指します。
バックダンサーに憧れてダンスを始める方も多いと思います。それでは実際にどうしたらバックダンサーになれるのか、具体的にはどういう仕事なのか、ご紹介していきたいと思います☆


1.バックダンサーという仕事

バックダンサーは、あくまでも歌手などを引き立てるためにバックで踊るのが仕事です。そのため、主役より目立つことは許されませんが、それでも常に「人に魅せる」ことを意識しなければなりません。
また、複数人で一緒に同じ踊りを踊ることが多いため、集団の中でコミュニケーションをとり、息の合った踊りをすることも大切です。もし自分一人の動きがズレていれば、それだけでステージの魅力は半減していまいます。
バックダンサーとはいえ、個々のダンサーの動きがとても重要な意味を持つのです。
バックダンサーの給料は1つの仕事ごとに「ギャラ」という形で発生する、日給制の場合が多いです。相場は1日6,000円〜10,000円程度です。ただし有名アーティストの仕事では、リハーサル代が1日10,000円〜、1コンサート30,000円〜と、額が大きくなる傾向にあります。世界最高峰はマドンナのバックダンサーの給料で、年収数千万円〜1億円程度になるのではないかとも言われています。
ダンススタジオなどに所属している場合は、これに加えてインストラクターとしての給料も発生しますので、月収として換算すると20万円台〜30万円台と考えられるでしょう。


2.バックダンサーになるには

バックダンサーに特別な資格や学歴は求められません。しかし、プロとして踊っていく以上、きちんとした技術を身につけ表現力を磨かなければ、競争の厳しい世界で生き残っていくのは難しいでしょう。
そのため、まずはダンスの専門学校やダンス教室、スクールなどで学び、ダンスの基礎知識と技術を身につけることがバックダンサーへの第一歩です。バックダンサーを目指す場合、ダンスの各ジャンルを総合的に学べる学校に通うか、ダンスの基本となるバレエを習う人も多いようです。
もちろん、学校で教わるだけでなく、日々自分でトレーニングをしたり、多くのダンスを見て表現力を高める努力も欠かせません。
一通りの技術を身につけた後は、ダンサー専門や芸能関連のプロダクションに所属するか、フリーランスで活動することになります。
プロダクションでは仕事を紹介してくれることもありますが、経験の浅いうちは都度オーディションを受けて、多くのライバルの中から合格をつかみ取らなければなりません。
またこの業界では、人脈も非常に大事だと言われています。コツコツと積み上げた実績と人脈によって、予期せぬタイミングで大きな仕事を紹介してもらえることもあるようです。


3.オーディションのポイント

では次はオーディションで見られるポイントを挙げていきましょう。


(1)基礎能力

ジャンルにとらわれることなく、ダンスをキチンと一通り踊れるか。
総合的な能力の中でも、まず第1条件は基礎能力にあります。
もちろん苦手なジャンルがあったとしても、そのオーディションに求められる音楽ジャンルに沿って踊れるかが大切です。


(2)表現力

そしてもちろん基礎が出来た上で、そのオーディション合格者に求められるステージ演出に合わせられるかどうかの表現力が見られます。
バックダンサーは時として世界観を見せる大事な役割を担います。
その世界観を表現し得るだけの応用の効く表現力が求められます。


(3)コミュニケーション力

さらにバックダンサーはツアーで長期間、他のバックダンサーやスタッフと共にするので、チームの和を保つ協調性やコミュニケーション力が求められます。
ただ、踊れればいいという訳ではなく、この人とステージに立ちたいと思ってもらえる人柄をふとしたところで見られています。

3.さらに知っておきたいコツ

意外と見られているポイントはさらにあります。
他と差を付けるためには上記のポイントだけでなく、ここもしっかり押さえておきましょう。

(1)表情

同じレベルのスキルを持っていてもオーディションで合否を分けるのは踊っている時や、
ふとした時の表情だったりします。
気を抜かず、ささいな表情までダンスの一部として心がけましょう。


(2)早く覚えられるかどうか

ダンスルーティーンを早く、正確に覚えることがプロにダンサーとしての腕の見せ場です。
時には何十曲という振り付けを覚えたり、
前日などで急遽、振り付けを指定されたり、変更になることがあります。
そんな時でもしっかりとダンスルーティーンを早く、そして正確に覚える適応能力が求められます。


(3)常に見られている意識

バックダンサーは主役を引き立たせる仕事と言えますが、だからと言って見られていない訳ではないです。
いついかなる時も人に見せる、見られている意識を持つことが大事です。
もちろんダンス以外の出ハケの時も意識しましょう。


4.オーディション情報サイト

それではバックダンサーのための情報を掲載しているサイトをピックアップしていきます。
movement
ダンス、クラブミュージック、ファッションのストリート系カルチャー情報誌。
サイトでも様々なオーディション情報からダンサーにお得な情報が満載。
Dews
ダンスに関する、ニュースやメディアを提供しているサイト。
今の旬や、知っておくとお得な情報などを掲載している。
ダンプレ
ダンス情報を始め、オーディション情報や、WORKSHOPの情報なども掲載しているサイト。レンタルスタジオ等も検索できる。


おわりに
いかがでしょうか?バックダンサーへの、道のりは長く難しいものですが、とても夢のある仕事だと思います。
初めから大きなバックダンサーの仕事をもらえる人はほんの一握りです。諦めずに努力をすれば、小さいお仕事からでも始められます。
そこからどんどん大きな舞台へ成長し、アーティストを引き立てられる素敵なバックダンサーを目指してみてください☆

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