-はじめに
歌番組だけでなく最近はCMにも出演している"三浦大知"。年末の大イベント「紅白歌合戦」にも昨年初出場を果たし、歌声はもちろん、素晴らしいダンスパフォーマンスに魅了された人も多いはず。
そこで今回は、三浦大知さんの人物像とその魅力に迫ってみたいと思います。
■ 三浦大知とはどんな人物?
1987年生まれ、沖縄県出身。6歳からダンススクールに通い始め、9歳のころ「Folder」の一員として芸能活動を開始、「DAICHI」という名でメインヴォーカルを務めたシングル「パラシューター」が10万枚以上を売り上げました。
変声期(声変わり)を理由に芸能活動を休止していた時はダンスの練習に集中し、2005年本名の「三浦大知」で復帰しました。
初めて買ったCDがマイケル・ジャクソンで、音楽を始めたきっかけでもあり、今でも尊敬しているそうです。マイケルと同様、歌唱力とダンスの技術が優れていること、幼少期にグループの一員としてデビューしたことの共通点などもあることから「和製マイケル・ジャクソン」と呼ばれています。
コラボレーションにも積極的に参加し、芸能界でトップクラスのブレイクダンス・スキルを持つナイナイの岡村さんを自身のツアーに登場させたり、星野源さんの配信限定シングル「アイデア」のMVではダンスシーンの振り付けを担当したりと、活躍の場を広げています。
■ 日本中を魅了した"無音ダンス"
「知る人ぞ知る」存在だった三浦大知さんの知名度が広まったのは、紅白歌合戦の出演が大きかったのではないでしょうか。「Cry & Fight」を披露しましたが、その演出が秀逸!曲が流れ始め、三浦大知さんが登場すると曲が止まり一瞬の静寂。アカペラで歌いだした三浦大知さんと8人のダンサー達とのシンクロ!それだけでも凄いのに、後半は無音の中でダンス!!ステージ上の全員の頭の中だけで同じ音楽が同じリズムで流れ、完全に共有しているからこそ出来るダンス!ステップを踏む音だけが響き、三浦大知さんやダンサーの皆さんの息遣いや鼓動が伝わってくるほどのステージで、まさに芸術でした。他の歌番組などでも披露していましたが、紅白をきっかけに一躍注目され始めました。
https://www.youtube.com/watch?v=mv_TC2OZD1g
■ それだけじゃない、三浦大知のダンスのキレの良さ!
「Cry & Fight」以外では「(RE)PLAY」という曲でも優れたダンスを堪能できます。ブレイクダンス世界大会のテーマソングとして作られたこの曲のMVではヒップホップだけでなくブレイクダンス、POP、LOCKなど、あらゆるジャンルのトップダンサーがバックダンサーを務め、三浦大知さん本人もそれぞれのダンサーと共にセッションしています。どんなジャンルでも完璧に踊る三浦大知さんに改めて感服します。
また、最近注目を集め、女性ダンサーから圧倒的な支持を集める菅原小春さんとのコラボも有名です。「Unlock」という楽曲のMVで魅せる、二人の独特な個性がぶつかり合い融合するダンスは必見です!
三浦大知さんのダンスで特に印象的なことが「静」と「動」、激しい動きの中で一瞬ピタッと止まる技術です。鍛え抜かれた体幹と全身の優れたバランス感覚により実現できる高等技術です。
これらのキレの良いダンスを踊るにはシューズに秘密があることを以前ラジオ番組で三浦大知さんご本人が語っていました。スニーカーでもブーツでも革靴でも最高のパフォーマンスが出来るよう、インソールにこだわっていて、「ニューバランス」のインソールを、どんな靴にも使用しているそうです。靴の中で自分の足とのフィット感が安定することによって、あらゆる靴でも高いレベルで踊れるそうです。
■ 参考にしたい振り付け動画
三浦大知さんで検索すると、MV以外でリハーサルの動画がいくつかヒットします。MVとは違い定点で撮影し演出にも頼らないため、リアリティーを感じることができる仕上がりになっています。
「Right now 」という曲では、バックダンサーは三浦大知さん本人がオファーをしたトップダンサーで、ダンス・リハーサルの動画では彼らのダンススキルや振り付けを、しっかり確認することができます。
-終わりに
優れたMVを表彰する音楽アワード「MTV VMA2018」で、年間最優秀アーティストとして「Artist of the year」を受賞した三浦大知さん。彼の魅力が伝わる動画を紹介してきましたが、それ以外でも「DAICHI MIURA BEST HIT TOUR in武道館」など、ライブ映像をDVDでチェックしてみてください。三浦大知さんの素晴らしいパフォーマンスをご堪能あれ!